議会の動き

向山 好一議員が質問(教育委員会)を実施

令和2年 令和元年度決算特別委員会質問要旨(教育委員会)

質問日:令和2年10月14日(水)

質問者:向山 好一 委員

1.ワールドマスターズゲームズ2021関西について

10月8日に開催された組織委員会の常任委員会で、ワールドマスターズゲームズ2021関西の1年程度の延期の方向性が示されたとのことです。10月28日に開催される組織委員会理事会で国際マスターズゲームズ協会に提案する開催方針が決定されるようですが、「競技だけでなく交流やツーリズムを楽しむ」という大会理念を考えると妥当な判断だと思います。

ただ、既にエントリーしている海外からの参加者約2,000人弱を含む約14,000人を上回る参加者に対してはまず責任ある対応をしなければなりません。それと、仮に1年延期となれば開催コストが相当増えることになります。東京オリンピック・パラリンピックのように経費削減のための簡素化、特にコロナ対策も含め参加者規模の縮小ということは避けて通れないのではないでしょうか。

そのあたり、実行委員会の事務局である教育委員会はどう考えているのか伺います。

2.学校現場のICT対応について

政府による重点的な取り組みにより各学校へタブレット端末配布などICT活用による学習環境の整備が進んでいます。そのこと自体は時代の流れに沿ったものとして肯定はしますが、それを担う現場の教職員は新しいICTの活用方法や不具合への対応までにも責任を負わされています。コロナの影響で今後さらにオンライン授業などICTの活用の範囲が広がっていくことを考えれば、教職員の負荷がさらに増えることが予想されます。

新しいICTの活用方法や緊急時対応にはそれ相応の専門知識が必要であり、専門スタッフの配置も必要ではないでしょうか。ご所見を伺います。

3.教職員の超過勤務の実態について

先ほどの質問とも関連しますが、学校現場はICTの活用、地域・保護者との密接な連携、それに加えてコロナ対応ときめ細かく対応すべきことがどんどん増えて教職員への負荷は依然と比べようのないくらい大きくなっています。

一方で、昨年12月に「教育職員の給与等に関する特別措置法」が改正され時間外労働時間の上限が設けられました。その改正に沿って兵庫県でもこの4月から教職員の超過勤務の上限規制が行われているとお聞きしていますが、この半年の実績として月45時間・年間360時間という上限は守られているかどうか伺います。