質問日 令和6年3月11日(月)
質問者 小西 ひろのり委員
1 インクルーシブ遊具の整備について
今年度、明石公園内にある「子どもの村」では、老朽化した遊具の取り替えに合わせて新たに8種類のインクルーシブ遊具が設置されました。
インクルーシブ遊具とは、障害のあるなしや年齢等に関係なく、子どもたちが楽しく、自由に遊べるように設計された遊具のことです。
例を挙げますと、車椅子でも登ることができる傾斜の緩いスロープを伴った滑り台付の大型遊具、座った姿勢を維持することが難しくても背もたれや安全ベルトがついているため、落ちないように工夫されているいす型のブランコ等、日本国内ではまだ見ることが少ないですが、誰もが安全に遊べる遊具です。
諸外国では、これまでから小さな公園でもインクルーシブ遊具が整備されているところが多く、まちづくりの大切な要素のひとつとなっています。人権の視点からも、兵庫県として整備を進めていただきたいと考えています。
そこで、インクルーシブ遊具の導入に向けた今後の県の取組方針をお伺いします。
2 「住みやすい兵庫」の実現について
全県の県営住宅への入居促進策として、収入要件の緩和や子育て世帯に対する敷金の免除等を進めると同時に、高齢化が進む県営住宅に子育て世帯をはじめとした多様な世代が入居することで、県営住宅のコミュニティの活性化を図ろうとされています。
(1) 県営住宅のリノベーションとその周知について
子育てしやすい住宅環境を作るため、各部屋のリノベーションや共用部におけるキッズスペース等の整備を進めておられますが、その具体的な内容が見えにくくなっていると感じています。
具体的にどのような視点で、どのような工夫がなされているのか、また、入居希望者への効果的な広報の仕方について、当局の所見をお伺いします。
(2) 県営住宅に入居後のコミュニティ活性化の方策について
現状の社会的課題のひとつとして、近隣世帯同士の関係が希薄化し、自治会に入らない世帯も増えています。そのような状況で、多様な世代構成によるコミュニティの活性化を図られようとしています。
これまで入居されている方と、新たに入居された子育て世帯をどのようにつなぐのか、入居者任せではなく、県として具体的な方策があるのでしょうか。
県営住宅入居後のコミュニティ活性化の具体的な方策について、当局の所見をお伺いします。