日 時:平成30年10月19日(金)
質問者:石井 秀武 委員
1 権現ダムの管理について
権現ダムは、加古川工業用水道事業の貯留施設として建設され昭和57年度より供用しています。
また、その自然環境を活かして、ダム湖の周辺部は「加古川右岸自転車道」の一部となっており、サイクリングロードとしても整備されていることから、私も利用することがあり、週末には家族連れが自然を楽しんでいる姿も見かけます。
一方で、これまでもダム湖では立ち入りは禁止であるものの、週末などに勝手に入り込み、ボートを使って釣りをする人が見られます。
工業用水道は直接飲み水として使用されるものではありませんが、一定の水質を維持する必要があります。また、事故を防止することも重要です。そのため、私はこれまでも監査や委員会等において、水質面の不安、利用者の安全等が考えられることから、勝手に立ち入りができないように、柵等の設置の必要性を指摘してきました。
企業庁においても、私の指摘も踏まえていただき、勝手にダムに入らないように柵を設置するなどの対策を行ってこられたことは評価している所ですが、そのダム湖の周囲も非常に長く、立ち入りを全て防ぐことは非常に難しいのが実情です。そのため、残念なことに、本年8月に権現ダムで死体遺棄事件が発生し、新聞やテレビで大きく報道されました。
そこで、工業用水道として利用されている権現ダムの安全管理について、これまでどのように取り組まれてきたのか、また、これからどのような対策をされようと考えているのか、お伺いします。
2 青野運動公苑の魅力向上について
青野運動公苑は、平成27年12月に企業庁が運営を引き継ぎ、芝生の専門会社であるニホンターフメンテナンス株式会社を運営事業者として、そのノウハウなどを生かして、カートの乗り入れが可能な上質なゴルフコースの提供や、関西唯一となる天然芝テニスコートの整備など魅力ある施設整備に取り組み、再生を図ってこられました。
私もゴルフ場を利用することがあるのですが、以前、利用した際に、一緒にラウンドした方からコース上のトイレが男女共用で、しかも状態が悪いとの話を聞き、改修の要望を行ったところ、後日対応いただくなど、細かい要望にも配慮いただき、利用者増に向けて積極的に取り組んでおられると評価しております。
このように、施設面での充実はかなり図られてきましたが、今後、更なる利用者を増やしていくには、顧客満足度の向上に引き続き取り組むとともに、SNS等のいわゆる口コミ効果の活用、また、スポーツ施設と宿泊施設をセットにした魅力的なプランの提案などによりリピーターを増やしていく必要があると考えております。
そこで、これまでの青野運動公苑の魅力向上に向けた取組の成果を伺うとともに、今後の展開についてどのように検討されているのか、あわせてお伺いします。