議会の動き

木戸 さだかず議員が質疑を実施

質 問 日:令和2年7月27日(月)

質 問 者:木戸 さだかず 議員

質問方式:一括質問・一括答弁方式

1 PCR検査体制の拡充について

神戸市立垂水中学校では、教諭を初発患者として、生徒2人の新型コロナウイルス感染が判明した。

本件では、PCR検査の対象外とされた生徒から症状が出て、検査の結果陽性が判明するという、クラスターが起こりやすい学校での検査の在り方を考えさせられる事案であった。

7月21日の神戸新聞では、教諭が感染した垂水中学校と神戸市内の私立高校、指導員2名が感染した西宮市の学童保育について、教諭の担任生徒と教職員を検査対象とした垂水中学校と、検査が必要なのは濃厚接触者の教諭4人のみとされた私立高校、指導員2名と接しない児童も含め全利用者らを検査した西宮市と、それぞれに対応が異なっていたことが指摘された。

今、感染再拡大に見舞われた北九州市では、市が保健所を通さないPCR検査センターを設置するなどして検査件数を増やしたことが、感染者の早期発見につながり、状況改善に効果があったと言われている。

新型コロナウイルスは、まだまだ未解明な部分が多く、来る第二波に備え、これまでの事例を参考に、検査対象を柔軟に拡大しておくことが必要と考える。

そこで、以上を踏まえ、学校等クラスター化が懸念される施設において新型コロナ患者が発生した際の本県におけるPCR検査の考え方について、当局の所見を伺う。

2 Welcome to Hyogoキャンペーンの拡充について

様々な意見が飛び交う中、Go Toキャンペーンがスタートした。

連日の新型コロナ感染拡大の報道に、多くの県民が再び危機感を抱いている。

兵庫県は、今月17日に感染警戒期に入り、人口密集地や感染が再拡大している地域との不要不急の往来を自粛するよう呼びかけている。

このような状況の中、今補正予算では旅行需要を喚起するためのWelcome to Hyogoキャンペーン拡充予算2億100万円が計上されている。

そこで、Go Toキャンペーンに対しては、なぜ今なのかという批判も多くあり、徐々に緊迫感も高まっている中、この時期に旅行需要を喚起する予算を上程する必要性と考え方について、当局の所見を伺う。

加えて、6月の議会一般質問では、わが会派の迎山議員から、まずは県内移動による観光促進から始めてみてはと提案があったが、県として、今後、旅行需要の喚起をどのような順序、スキームで行おうとしているのか、併せて所見を伺う。