議会の動き

向山 好一議員が質問(企画県民部①)を実施

令和元年度決算特別委員会 【企画県民部①】

質問日:令和2年10月7日(水)

質問者:向山 好一 議員

1.議長公用車の選定について

現在、議長の公用車は昨年8月からトヨタ・センチュリーに替わっています。

センチュリーといえばもちろん国産の最高級車であるばかりでなく、国際的にも相当なレベルの高級車です。さすがに巷で見かけることは殆どありませんが、最近、安倍前総理の公用車がセンチュリーに替わったり、昨年の天皇陛下の即位パレードで使用された車としてテレビを通じて見ることができました。名実ともに最高VIPを乗せるにふさわしいラクジュアリー車としての地位を築いています。

それでは、何故議長公用車が最高VIP車であるセンチュリーに替わったのか。当局の説明によると、知事の公用車が変更になったので過去の慣例に従って「議会と行政とは対等」ということでありますが、実態・運用が対等であればそれでいいことで公用車まで同じにする必要は全くないと考えます。

そこで2点質問します。

まず、知事と議長の公用車は何故同車種であるべきだと思っておられるのか。その慣例の根拠は何なのかを伺います。

2点目は、議長公用車は以前レクサスだったと聞いています。今回のセンチュリーは車体価格が約2,000万円で国産最高価格の車です。令和元年に調査された結果では、全国47都道府県議会の議長公用車でセンチュリーは兵庫県を含めて10県だけだと聞いています。さらに、本体価格は全国一、平均価格の倍以上となっています。

阪神・淡路大震災の震災関連の負債を抱え、とりわけ厳しい財政状況にある自治体の議長公用車としてふさわしいものと思っておられるのか伺います。

2.マイナンバーカードの取得率向上について

マイナンバーカードの運用が始まって4年以上になりますが、まだまだ取得率が思うように増えてきていません。兵庫県でも県民の取得率は令和2年6月末時点で25.52%と4人に1人の割合に留まっています。これから行政手続き等でこのカードの活用分野が広がる見込みがありますし、手続きの簡素化とコストダウンのためにも取得率の向上に努める必要があると考えます。

それを引き上げていくためには対策を考えなければいけませんが、まずは自治体職員の取得率を100%近くにしないと県民にお願いはできないと思います。令和2年6月末時点で兵庫県職員の取得率は49.13%と聞いていますが、2人に1人は未取得です。「先ず隗より始めよ」、県職員の取得向上への取組、さらには県内市町職員への呼びかけなどはどう考えているのか、所見を伺います。